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ハイテク化が進む製造業は<br>ものづくりの楽しさに満ちた世界です。 catch
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マシニング加工 特級機械加工技能士

ハイテク化が進む製造業は
ものづくりの楽しさに満ちた世界です。

株式会社マテリアル 竹内祐介さん

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「ものづくりの仕事に興味はあるけど、どんな世界か分からない」「技能を活かして働くって、やっぱり難しい?」そんなギモンをお持ちの方も多いはず。
TOKYOものづくり部開設のシリーズとして、都内でものづくりを行う企業を訪ね、現場で活躍する若手からベテランの方々に仕事の内容や魅力などについてインタビューを実施。
第一弾となる今回は、大田区のものづくり企業で、金属の加工・販売から宇宙産業を支える精密部品の製造まで幅広く取り組む株式会社マテリアル様にて、「機械加工特級」の技能士資格を持つ竹内 祐介さんにお話しを伺いました。

金属の加工・販売を手がける会社でグループリーダーを担当。

金属の加工・販売を手がける会社で
グループリーダーを担当。

株式会社マテリアルは、アルミなどの非鉄金属の精密加工や材料の販売を主要業務とする会社です。通信機器や防衛機器、航空機など多種多様な製品で使われる部品類をマシニングセンタやフライス盤といった機械で切ったり削ったり(切削加工)し、お客様のご注文に合わせて納品します。
私の担当は、本社工場の加工課のグループリーダー。各機械の担当者たちの生産状況を把握し、管理・統制しながら、自分自身でも加工業務を行っています。現在は、門形マシニングセンタという機械を使った製品づくりがメインです。PCでプログラミングした加工工程をこの機械に入力すれば、1ミクロン単位の作業も自動制御することができます。こうした何千万円もする最先端の加工機械でプログラミングや機器の操作が実践できるのが魅力です。

製造業の現実に驚き!

ハイテクな機械に囲まれた
製造業の現実に驚き!

この業界に入る前は、正直、職人の仕事って油にまみれたガテン系なイメージでした。でも実際は、コンピューター制御の精密機械に囲まれたハイテクな世界だったことに衝撃を受けたのが入社のきっかけです。
特に、まだこの世に存在しないものを形として作り出せるのが、この仕事のやりがいですね。16年ほどこの仕事をしてきた今も、完成したときの喜びは全く変わりません。「こんな製品作れますか?」というお客様の依頼に挑戦して喜ばれたときの達成感も格別です。


技能を高めるのも
工場全体のマネジメントも面白い。

現在は「機械加工特級」という社内で2人だけが持つ技能士資格を保持しています。3級から1級までは職人としての技術力が評価されるのに対し、特級は主に工場全体の生産性や作業動線の改善・最適化など、マネージャーとしてのスキルが問われる資格です。
資格を持つことで何かが変わったというより、合格までに積み重ねた勉強を通じて、工場内のレイアウトや人の動きの見方が変わってきたことに大きな成果を感じています。

若手の成長にはプラスだと思う。

褒めて評価する方が
若手の成長にはプラスだと思う。

私は今、若手の指導にも携わっていますが、指導する際はまず自分が手本を見せてから「なぜその作業が必要なのか」という理由まできちんと説明し、そのうえで実践させることを心がけています。
若手は決して「できて当たり前」ではないので、少しでも進歩していればきちんと褒めて評価してあげることが大事です。私自身、褒められることが「頑張ろう」という気持ちにつながったという思いがありますから。


気軽に相談できる雰囲気づくりが大切。

上司というより、一緒に解決していくパートナーというスタンスを大切にすることで、若手も相談しやすくなり、ミスをした際も「失敗しちゃいました」と、隠さず自分から報告できる関係性が築けるようになります。資格試験の勉強などについても「ここ教えてもらえませんか?」と気軽に聞いてもらえた方が嬉しいですよね。
会社としても、試験が近くなると試験対策の勉強会の開催や、「マテリアル塾」と称した日々のスキルアップ講習など、人材育成に注力しています。

機械いじりが好き、手先が器用、そんな人こそ楽しめる仕事です。

機械いじりが好き、手先が器用、
そんな人こそ楽しめる仕事です。

今でも製造業は、汗臭いイメージを持たれているかもしれませんが、ものづくりの仕事で一番大切なのは、機械いじりや機械が動く仕組みなどにワクワクできる気持ちだと思います。
私も昔からメカ系が大好きでした。何でも分解してみたり、「これでなぜ映像が見られるんだ?」とVHSテープの中身を引っ張り出してしまったり・・・今でもバイクや車、ラジコン好きは健在です。そういう人には本当に楽しめる仕事だと思いますよ。

多くの社員が技能士資格取得に挑戦中

機械加工の技能士資格には、3級・2級・1 級・特級の4つの等級があります。3級は比較的取得しやすいので、なるべく若いうちから挑戦することを勧めています。取得するためには、幅広い知識とともに、基礎的な加工技術や現場で必要なスキルも求められ、その後の仕事にも大いに役立つからです。
また、会社や同僚以外の第三者から公平に評価されることで、モチベーションにもなりますし、特に1級レベルになるとお客様からの期待値も上がり、技術者としてステータスにもつながります。
このため、会社では技能士資格取得を積極的に推進して、多くの社員がチャレンジしています。

〈株式会社マテリアル 機械加工技能士〉
●機械加工:特級2名
●機械加工マシニングセンタ作業:1級7名/3級3名
●フライス盤作業:3級1名
多くの社員が技能士資格取得に挑戦中

社名

株式会社マテリアル
本社所在地 〒144-0045東京都大田区南六郷3-22-11
連絡先 TEL: 03-3733-3915(代表) 
FAX: 03-3733-3819
主な業務内容 アルミ材を中心とした材料販売、OA機器、防衛・航空・衛星機器に至る幅広い部品の
高精度切削加工等
ホームページ マテリアルのHPへ

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