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空調のプロとして、人が過ごしやすい施設の環境づくりに貢献 catch
#55

冷凍空調施工

空調のプロとして、人が過ごしやすい施設の環境づくりに貢献

東京冷機工業株式会社
品川営業所 中央サービスステーション
神田 虎太郎さん

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私たちが日々快適に暮らすために、エアコンは欠かせない生活アイテムの一つとなっています。空調設備の施工管理・設備工事を担い、快適な環境づくりに貢献する冷凍空調施工の仕事について、東京冷機工業株式会社の神田虎太郎さんにお話を伺いました。

職人技に憧れて

職人技に憧れて

定時制の高校に通っていた時、電気工事関連の事務所でアルバイトをしていました。そこで二度ほど、エアコンの取り付け現場に同行したのですが、親方の作業を間近で見ていて、配管テープの巻きつけが丁寧で、取り付けスピードが速く、終わった後の仕上がりの美しさに見惚れてしまいました。これが職人の技術なのかと驚き、自分もこういう技術を持った職人になりたいと思い、職業訓練校に通うことにしました。2年間、空調基礎概論を学び、エアコンの点検・修理に必要な第3種冷凍機械責任者、第2種電気工事士の資格などを取得し、現在の会社に就職しました。

過ごしやすい環境づくり

過ごしやすい環境づくり

冷凍空調施工は、室内の温度・湿度・気流・空気清浄度などを管理し、お客様にとって過ごしやすい環境を整える仕事です。現在所属する営業所の管轄には、オフィスビルや大規模な商業施設が多く、一台で館内全体の冷暖房から空気の清浄度を高める換気機能まで担うセントラル方式のエアコンも扱っています。また、定期整備や壊れたエアコンの修理、館内の空気調和(空調)のコントロールなどを手掛け、それぞれのお客様に適した快適な環境づくりをサポートしています。

定期メンテナンスでは、エアコンのフィルターを3カ月〜半年に1度の頻度で清掃します。エアコンは、扇風機の前に氷を置けば冷風になるのと同じ原理で、吸い込んだ空気を内部のガスや液体で冷やして吐き出す構造です。そのため、フィルターが詰まっていると、吸い込む空気の量が少なくなり、部屋を冷やすのに必要な風量が送り出せなくなります。テナントビルなど、エアコンの設置台数が多い場所だと、1日に約130台分のフィルターを清掃することもあります。

基本を習得し、現場で経験を積む

基本を習得し、現場で経験を積む

当社は、全メーカーのエアコンを扱っており、依頼があれば、メーカーを問わず修理対応できるのが強みです。どのメーカーもエアコンの基本構造は共通なので、基礎的なことを理解していれば対応可能です。入社後、半年ほどの研修期間があり、メーカーから直接指導を受ける機会があるので、そこで機械の構造や基本知識を習得します。その後は、現場で実際に機械に触れ、それぞれの機器ごとのメンテナンス方法を先輩に教わり、自分で体感しながら、作業ノウハウを身につけていきます。入社して3年経ち、一人で行動することが増えました。まだ、不安はありますが、すぐに来てほしいというお客様の声に応え、迅速な対応を心がけています。

お客様との関係づくり

お客様との関係づくり

現場では、なるべくお客様との会話を心がけています。現状と対応方法を説明してから修理に取り掛かりますが、ただ説明するだけではなく、お客様としっかりコミュニケーションを取り、日常会話などを挟みながら距離を縮めることで、少しでも安心してもらえる関係性を築くよう努めています。もともと寡黙な性格でしたが、「就職してからすごく喋るようになったね」、と友人からもいわれます。仕事での日常的な電話対応やお客様との会話を通じて話す機会が増えたことで、自分自身が変わったと思います。

確かな技術を磨いていく

確かな技術を磨いていく

不具合箇所を特定し、修理してお客様にお使いいただくまでの一連の流れを、自分の知識や技術、能力で担うところに楽しさや手応えがあります。何より、お客様から頼りにされているところにやりがいを感じます。私たちの暮らしに必要不可欠なエアコンを通じて、過ごしやすい住まいや職場の環境づくりに貢献し、お客様に感謝され、喜んでもらえるのは、この仕事の大きな魅力だと思います。どんなことにでも対応できるようになるまでには、まだ知識・技術・経験が不足しており、修理の難しさを実感しています。未熟と感じるところを一つ一つ克服し、高校時代に憧れた親方のような確かな技術を磨いて、もっと成長していきたいと思います。

プロ直伝!役立つ、エアコン豆知識

部屋が冷えたらすぐにエアコンを消す、ちょっと近くのコンビニまで行くからエアコンを切る。省エネ対策のために、頻繁にエアコンのスイッチを切るのは、実は逆効果です。エアコンは、起動時に最も電力を消費するので、電源のオン/オフを繰り返すと、かえって電力量が増えます。最近のエアコンは進化しており、部屋が冷えると、室温に見合った動き方で温度を保ってくれるので、30〜40分程度の外出なら、切らない方が結果的に省エネにつながる場合が多くなります。そして、もう一つ大切なのが、夏場に使用したエアコンをこまめにお手入れすることです。夏場に結露した水でカビが発生したり、埃が付着して固まったりすると、エアコン内部の熱交換器に悪影響を及ぼし、エアコンの故障などへ繋がる恐れがあるので、定期的なフィルター清掃と洗浄を心がけてください。

プロ直伝!役立つ、エアコン豆知識
社名 東京冷機工業株式会社
本社所在地 東京都文京区本駒込6-24-5
TEL 03-3943-5551
主な業務内容 空調設備の設計・施工・メンテナンス
ホームページ 東京冷機工業株式会社のホームページへ

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