これまで特集してきた「Tokyo技能五輪・アビリンピック2021」の併催イベントとして、伝統的な匠の技を発信する「ものづくり・匠の技の祭典2021」が開催されました。大会の会場と同じ東京ビッグサイトから、匠による技能のステージなどをオンライン配信しました。今回も、「Tokyo技能五輪・アビリンピック2021」公式マスコットキャラクターであるわざねこが、イベントの様子をちょっとだけご紹介します。
ものづくり・匠の技の祭典2021
開催日時:2021年12月18日(土)・19日(日)
HP:公式ホームページはこちら
オートクチュールコレクションでは、モデルさんや武田玲奈さんがドレス姿を披露!
初日に行われたオートクチュールコレクションでは、匠たちによる祭典オリジナルのファッションショーが披露されたよ。ワンピースからエレガントなロングドレスまで、華やかで個性あふれる作品に思わずうっとり!ステージでは、作品のコンセプトや見どころの紹介もあって、匠の技を更に深く堪能できたんだ。
祭典サポーターの武田玲奈さんも真っ白なウエディング姿で登場して、ステージがとっても盛り上がったよ!武田玲奈さんのドレス姿はぜひ「ものづくり・匠の技の祭典2021」のホームページで見てほしいな。
花の匠が奏でる日本の心!
ステージがひときわ華やかだったのは、フラワー装飾の1級技能士の方たちによる作品製作。「日本人の心に古くからあるもの」をイメージした、竹や砂利などの和の素材と流線型のアシンメトリーなフォルムのデザインで、色とりどりの美しいお花を生けながら作品の仕上げを実演してくれたよ。竹は、太さや色を選んで生けているそうで、技能士さんたちのこだわりが感じられたよ。
ステージには、盛り上げ隊として芸人の尼神インターさんも登場。技能士の方々にデザインのポイントや技能士を目指したきっかけなどをインタビューしてくれて、フラワー装飾をより身近に感じることができたんだ。
出来上がった作品は、色彩豊かなお花と様々な色合いの竹が見事なハーモニーを奏でていて、とっても綺麗だったんだ。尼神インターの渚さんは、「前面だけじゃなく、裏側も素敵!」と喜んでくれていたよ。
現代しっくいで描くわざねこ!
左官のステージでは、昔から伝わる工法と現代の工法、2つの漆喰(しっくい)の塗り方を実演してもらったよ。綺麗な江戸むらさき色の塗料がステージに映えていたんだ。昔からの工法と現代の工法では、使う道具(コテ)も塗り方も違うんだって。技能士さんたちの動作はとても滑らかでかっこよくて、わざねこも塗ってみたくなったよ。
盛り上げ隊のスカチャンさんが、左官として働く技能士さんたちの生活や、やりがいなどについてお話を伺ってくれたよ。皆さん朝4~5時起きなんだとか。すごく早起きでびっくり!最後には、漆喰でできたわざねこも登場!漆喰の風合いで素敵に仕上がっていて、わざねこは嬉しかったな。
わざねこのタイルモザイクアートが登場!
タイルのステージでは、3人の技能士さんたちが、わざねこのモザイクアートを作ってくれたんだ!複数名でのタイル張りは、上手に連携が取れていないと柄が歪んでしまう難しい作業。だけど、技能士さんたちの息の合った作業で、わざねこの姿がとても綺麗に表現されていたよ!
ステージには盛り上げ隊としてあべこうじさんが駆けつけてくれたよ。あべこうじさんは、タイルのDIYをしたことがあるそうで、タイル張りに興味津々!タイル張りの魅力や楽しさ、大変さなど、いろいろなことを技能士さんたちに聞いてくれて、わざねこもとても勉強になったんだ。タイルを張るための接着剤を均一に塗るのが重要で、出来るようになるのに5~6年はかかるんだって。とても難しい技能なんだね!
内装仕上げの匠による緻密なパフォーマンスは圧巻!
内装のステージでは、特殊な技術で3枚に重ねられた壁紙を1枚ずつ剥がして、次々に別の壁紙に替えていく実演が行われたよ。使われていたのは、なんと世界初の技術であるデジタルプリントを用いた壁紙!最新の壁紙で空間が一気に変わる様は、まさに圧巻だったんだ。盛り上げ隊のフルーツポンチさんも一緒に壁紙を剥がしてくれて、とっても楽しそうだったよ!工務店でのアルバイト経験がある亘さんが、内装の匠たちの技能のすばらしさをわかりやすく解説してくれて、改めて匠の凄さを実感したよ。
とても大きな壁紙だったけど、匠たちが絶妙なコンビネーションでスムーズに壁紙を張り替えていたよ。張り合わせた柄もぴったり綺麗にそろっていて、スピーディーで正確な匠の技を実感できたんだ。壁紙には、わざねこも登場したよ。
今回は主にステージイベントの内容を紹介したよ。
このほかにも、イベント当日にはいろんな匠の作品紹介や特別な展示が盛りだくさんだったんだ!その様子は、次の記事で紹介するね。