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インフラ設備を担う<br>配管のプロとして、暮らしや社会を支えていく。
#25

配管工

インフラ設備を担う
配管のプロとして、暮らしや社会を支えていく。

西原工事株式会社 施工部
山本 凌也さん

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暮らしを支える重要なインフラ設備として、建物に欠くことのできない、配管設備。その管工事を担う配管工として、さまざまな建築現場で配管作業に携わる西原工事株式会社の山本凌也さんに、配管工を目指した理由、現場作業の実際、日々の仕事で心がけていることなどについて伺いました。

必要不可欠な設備

必要不可欠な設備

高校の建築設備科で学んだのがきっかけで、建築や建物に付随する設備を作ることに面白さを感じ、建設に関わる仕事として配管に興味を持つようになりました。建物の規模に関わらず、なくてはならない設備であり、いろいろな建物の建設に携わることができると考え、この仕事を選びました。西原工事は、母校の先輩が多く在籍しており、いろいろな面で相談しやすく安心だったので入社を決めました。入社後1年間は、西原高等職業訓練校で配管に関する専門的な知識や技術を学び、現場でひと通りの業務経験を経て、今は新築・改修現場での給排水設備の配管作業に携わっています。
※職業能力開発促進法(厚生労働省所管)に基づき、東京都の認可を受けて設置された認定の職業訓練校の一つ

配管工の役割は幅広い

配管工の役割は幅広い

配管工は、日常生活に必要不可欠なライフライン設備、例えば、水道管やガス管といった金属管や塩ビ管などの取り付けを行います。扱う設備は幅広く、業務用の冷暖房、冷凍冷蔵設備、ビルやマンションの空調、給排水、衛生等の設備、水、ガス、油、水蒸気等を送配するための金属製の管設備の設置などを担います。新築現場の場合、配管は一からの設置作業となるため、図面を見ながら、給排水設備をはじめとするさまざまな管工事を手掛けます。一方、改修現場は、既存の配管のメンテナンスやクライアントの要望に沿った改修工事が主となります。配管設備は重要なインフラの一部であり、建物を建設する上でなくてはならないものだけに、技術をしっかり身につければ、ずっと続けることができる仕事。そこに魅力を感じます。

金属管は、こう接続する!

  • パイプ(管)をカット

    パイプ(管)をカット

    バンドソーでパイプ(管)をカットします。設計図通りにカットするには、職人の経験知が求められます。

  • ネジ山を作る

    ネジ山を作る

    パイプ同士をつなぐため、ねじ切り旋盤でネジ山を作ります。焼き切れないよう、オイルを流しながらの作業です。

  • 継手の取付

    継手の取付

    ネジ山に配管用防食シール剤を塗り、パイプレンチで継手を取り付けます。同様に、もう片方もパイプを接続すれば、作業完了です。

臨機応変、そして安全第一

臨機応変、そして安全第一

現場で対応する人数は、規模に応じて変わります。大規模なビルなどの場合は、20〜30名で現場に入り、2〜3名1組の班に分かれて作業を行い、戸建などの現場では、2名1組ですべての作業を担います。現場の状況は、日々変化します。建築工事が同時に進行するため、建築側の工程に変化や調整があると、私たち設備担当も、状況に応じて臨機応変に対応しなければなりません。その場で起きていること、その時々の状況や指示をしっかりと把握し、考えて行動することが求められます。 現場仕事だけに、体調管理とケガには注意しています。身体が資本の仕事。ケガや体調不良は、現場に迷惑をかけてしまうので、普段から早寝・早起きで、しっかり栄養を摂って体調管理に努めています。健康と安全が第一。仕事に穴を開けないことが、良い仕事をする第一歩。そこは特に気をつけています。

毎日、新鮮な経験の連続

毎日、新鮮な経験の連続

同じ現場でも、作業場所が変われば、作業内容は違います。毎日が新鮮な経験の連続。なので、仕事に飽きることはまったくありません。経験を積めば任されることが多くなり、自分の成長も感じます。その日の仕事が終わり、担当箇所の仕上がりを上長から評価してもらいますが、職人としての技量を客観的に判断してもらえるので、褒めてもらった時は素直にうれしいし、やりがいにつながります。職人気質の人が多いので、現場でわからないことは、自分から質問して聞き、先輩や上司の仕事の仕方をよく見ながら、気づいたことはさらに詳しく聞いて、自分から学んでいくことが重要です。まだ、自分が担当した仕事の範囲しか目に入らないので、もう少し現場全体を見られるようになって、いずれは現場の責任者として、管理や仕事の割り振りまで一人で現場全体を担えるようになりたいですね。それが、本当の意味で一人前になるタイミングだと思います。

余裕とゆとりが、良い仕事につながる

余裕とゆとりが、良い仕事につながる

これまで仕事をしてきた中で感じているのは、余裕を持つことの大切さです。余裕を持って仕事に臨むことができれば、時間にも作業にもゆとりができ、慌てることなく、周りをよく見ながら、丁寧に仕事をこなすことができます。余裕を持って無理しないこと、それが、ケガや事故、病気の軽減にもつながります。ものづくりに関わる職人の仕事では、きめ細かい作業が求められます。そこに難しさがあり、余裕とゆとりを持った仕事を心がけることが、“良いものづくり”をしていく上で、とても大切になると思います。

社名 西原工事株式会社
本社所在地 東京都大田区昭和島2-4-1
連絡先 TEL: 03-5753-3742
主な業務内容 管工事 機械器具設置工事 消防施設工事
ホームページ 西原工事株式会社のHPへ

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